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月別アーカイブ: 2025年2月

港区Eビル バルコニー防水工事 (第2回目)

皆様、2月もそろそろ終わりですが、

寒い日が続いていると思ったら、昨日から暖かくなってきてますね。

来週はお天気が悪く、また気温が下がるようで…

寒暖差で体調崩されないように気をつけてください!

 

さて、今回もバルコニー防水工事をご紹介していきます。

 

ケレン

ケレン

清掃

清掃

プライマー塗布

プライマー塗布

 

画像はケレン・清掃・プライマー塗布です。

 

以前より、施工内容のケレンや清掃、プライマー塗布などのお話させていただいておりましたので、

今回は防水の種類をお伝えいたします。

 

【シート防水】

ゴムや塩ビの防水シートを素地に敷設し、防水層とします。

防水層を形成するため、乾燥の必要がありません。

比較的安価で、広い場所でもムラなくスピーディに

施工することが出来ます。

以下でご説明しますウレタン防水やFRP防水のように

塗膜を乾燥させる必要がないため、

人の出入りが多い場所でも便利です。

 

ゴムシート防水

適した場所:陸屋根や屋上

耐用年数:10年~15年

ゴム製シートの下地に貼り付け施工します。

上からシンダーコンクリート(押さえコンクリート)を

施工されて伸縮目地が設けられる場合が多く、

現在はほとんど使用されなくなっています。

 

塩ビシート防水

適した場所:陸屋根やベランダ・バルコニー

耐用年数:10年~20年

塩ビ(塩化ビニール)製でゴム製シートよりも

やや厚く紫外線や熱に強いため耐用年数が長いです。

ディスクを用いた機械固定方式が主流となっています。

近年マンションの外廊下などには、

防滑加工された長尺シートが使われることもあります。

 

【ウレタン防水】

ウレタン樹脂を塗り広げ、乾燥させることで、

厚さ2~3mmほどの防水層を造ります。

塗料を塗り広げるように防水層を形成出来るので、

複雑な形状の側溝・立上り部でも施工がし易いのが特徴です。

弾性があり、広い場所に施工しても、

建物の動きに追従出来ます。

施工の際には、乾燥時間が長いのが難点です。

適した場所:ベランダ・バルコニー・屋上

耐用年数:10~15年

 

【FRP防水】

FRPとは?

繊維強化プラスチックのことで、

ガラス繊維シートと樹脂を重ねていくことで、

防水層を形成します。

FRPは浴槽や貯水槽などにも使われる硬くて、

防水性に優れた素材です。

樹脂を塗布するのでウレタン防水同様、

複雑な形状でも施工が出来ます。

しかし、硬い防水層のため、

木造住宅の屋上などでは、建物の動きに追従出来ず、

ひび割れてしまう恐れがあるため、向いていません。

適した場所:ベランダ・バルコニー

耐用年数:12年~20年

 

【アスファルト防水】

アスファルトと合成繊維で作られたシートを貼り重ねることで

防水層を作る方法です。

古くから存在する方法で防水性も高く、

RC造(鉄筋とコンクリートを組み合わせて建築する工法です)のビルや

マンションの陸屋根などに用いられることが多い工法です。

しかし重量があり、多くはアスファルトを高熱で溶かし、

シートを貼り合わせていくことで煙や臭いの発生もあるため、

一般住宅でリフォームに使用されることはありません。

適した場所:ビルやマンション陸屋根

耐用年数:15年~25年

 

防水工事も様々な施工方法があるので、

皆様のご要望やご状況を伺い、御見積をしていきますので、

お困りのことがございましたら、

いつでも何でもお気軽にご相談くださいませ!

 

次回も防水工事をご紹介していきたいと思います。

→次回に続く

 

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

 

 

港区Eビル バルコニー防水工事 (第1回目)

皆様、2月も下旬を迎えました!

梅も開花し、見頃となってきていますね!

近場ですと、池上梅園や御殿山庭園が梅の名所となっています!

 

さて、今回からはバルコニー防水工事をご紹介していきます。

 

施工前

施工前

不良部撤去

不良部撤去

清掃

清掃

下地処理

下地処理

 

画像は施工前・不良部撤去・清掃・下地処理です。

 

施工前は元の防水層にひび割れや汚れが付着しています。

古い防水層の劣化や損傷を完全に撤去し、清掃をしてから、

下地処理を行っていきます。

下地と新たに施工する防水層がしっかりと接着するよう、

下地の状態を整えます。

下地処理は、

防水層を長く維持するために必要な処理です。

下地処理を怠ると施工後に防水を維持することが出来ず、

不具合が発生する可能性が高くなります。

シート防水を行う時に下地処理が不足していると

シートの剥がれや下塗り材である

プライマーの密着不良が生じることがあります。

ウレタン防水やFRP防水などの塗膜防水でも、

密着不良で塗膜の剥がれや防水機能の低下が起こります。

そして、上記の状態を放置していると

内側に水が廻り始めるため、雨漏りに繋がる可能性が高くなります。

更に雨漏りが原因で、

漏水箇所にカビが発生する恐れもあります。

 

弊社は、施工で起こりうる不具合を

解消出来るよう、丁寧な施工を行っています。

 

防水のことならお任せください!

 

 

次回も防水工事をご紹介していきたいと思います。

→次回に続く

 

お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

 

 

 

 

千代田区Kビル ひび割れ(クラック)補修工事 (第3回目)

皆様、今週はバレンタインデーですね!

お若い方たちにとっては、1年での結構なイベントなのかな?

私はおいしいチョコがたくさん販売されているので、

自分用に毎年買いあさりますが笑

 

さて、今回もひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきます。

 

施工後

施工後

 

 

画像は施工後です。

 

ひび割れ(クラック)がキレイになりました。

 

前回お伝えいたしました、

ダッシュフレックス擦り込み以外にも、

フィラー擦り込みなどもございます。

大きく分類して、ダッシュフレックス(材料名)も

フィラーの分類にはなります。

 

フィラーとは、隙間を埋めるための部材(充填剤)のことです。

隙間を埋める作業自体もフィラーと言われます。

フィラーを使用することで、表面を平らに見せたり、

仕上げを滑らかにすることができます。

 

フィラーには、様々な種類があります。

 

それぞれ用途や材質が異なります。

 

最も一般的に使用されるフィラーは、セメント系と金属系です。

セメント系フィラーは、

セメント、砂、水などを混ぜて作られたもので、

主に目違いや不陸調整に使用されます。塗装の下地としても使用されます。

金属系フィラーは、

鉄やアルミニウムなどの金属でできており、

主にボルトで接合した鉄骨造りの隙間を埋めるために使用されます。

また、木製の家具や建具の隙間を埋めるために使用される

木工用フィラーもあります。

木工用フィラーは、

木粉と接着剤を混ぜて作られており、

パテのように使用することができます。

 

このようにして、施工場所や箇所によって、

施工方法や材料をを変えて、より良く仕上がるようにしています。

 

 

次回からは防水工事をご紹介していきたいと思います。

→次回に続く

 

お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

 

千代田区Kビル ひび割れ(クラック)補修工事 (第2回目)

皆様、2月は1年でもっとも寒いと言われている月ですが、

私は個人的に毎年例年よりも、

寒さが和らいでいるように思います。

とは言え、油断は禁物なので、

体調崩されないように気をつけてくださいね!

 

さて、今回もひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきます。

 

ダッシュフレックス擦り込み 1回目

ダッシュフレックス擦り込み 1回目

ダッシュフレックス擦り込み 2回目

ダッシュフレックス擦り込み 2回目

 

 

画像はひび割れ(クラック)のダッシュフレックス擦り込み(1回目)・ダッシュフレックス擦り込み(2回目です)です。

 

ダッシュフレックスとは?

カスター・ピーエヌ・ジャパン株式会社 の

ひび割れ(クラック)防水材です。

こちらの材料を使用し、施工を行います。

 

1.施工する面の油分、埃、レイタンス(コンクリートを打設した際に上にできる脆弱な薄い膜)、塗装、サビ等、

接着に影響を与える物質を除去します。

→以前、お話ししましたケレンのことです。

 

2.吸い込みのある基材には、水で5倍に希釈した本製品を塗布し、

最低3時間乾燥させます。

 

3.ハケ又はローラーで施工します。1回2回に分けて塗布します。

 

4.入隅、クラック等、靭性が必要な箇所には、

1層目と2層目の間にメッシュを入れ補強します。

 

※側溝や屋上(陸屋根)にも施工可能ですが、必ず水勾配があることを確認してください。

※本製品は弾性防水材であるため、タック(防水用の樹脂など液体材料が硬化後、べたつきなどの粘着性が残ることがある。そのべたつきをいいます)がありますので防水面上の歩行は避けてください。

※1mmまでのクラック(ひび割れ)は、Vカットをせずに架橋することができます。

 

上記、手順でダッシュフレックス擦り込みを行っています。

 

ひび割れを見つけた際は、弊社にお任せください!

 

 

次回もひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきたいと思います。

→次回に続く

 

お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

 

 

 

 

千代田区Kビル ひび割れ(クラック)補修工事 (第1回目)

皆様、今年が始まってもう2ヶ月目に入りましたね!

最近、毎日時間が過ぎるのがとても早いです。

 

さて、今回からはひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきます。

 

施工前

施工前

ワイヤーケレン

ワイヤーケレン

 

 

画像はひび割れ(クラック)の施工前・ワイヤーケレンです。

 

コンクリートのひび割れは原因がいくつかございます。

 

1つ目のコンクリートのひび割れの原因は乾燥収縮です。

おそらく乾燥収縮によるコンクリートのひび割れが、

最も発生頻度が多いです。

コンクリートには水分が含まれていますが、時間の経過とともに、

コンクリート内の水分が徐々に蒸発していきます。

水分が蒸発すると、その分コンクリートの体積が減少するため、

収縮する状態になります。

コンクリートが収縮すると、引張力がはたらくため、

ひび割れが生じます。

 

2つ目のコンクリートのひび割れの原因は凍結融解です。

コンクリートには水分が含まれていることは、先程お話しましたが、

そのコンクリート内の水分が、寒冷地だと、寒い夜間に凍結し、

日中の日射によって融解する、

凍結融解を繰り返すことになります。

水分が凍結すると体積が膨張し、引張力がはたらくため、

コンクリートはひび割れます。

 

3つ目のコンクリートのひび割れの原因は中性化です。

コンクリートは元来アルカリ性ですが、

雨や紫外線にさらされ続けることで、

コンクリート内部のカルシウム化合物が、

大気中の二酸化炭素と反応し、

徐々にアルカリ性を失い中性化していきます。

鉄筋を囲むコンクリートがアルカリ性に保たれている間は、

鉄筋は錆びることはありませんが、

コンクリートの中性化が進むと、鉄筋は錆びて体積が膨張します。

膨張した鉄筋によって、コンクリートに引張力がはたらき、

コンクリートはひび割れます。

 

コンクリートのひび割れの原因を3例ご紹介しましたが、

この他にも多数あります。

例えば、地盤の弱い場所に、建物を建築した場合、

建物自体の重さで傾いたり、

地震や道路を走る車の振動で建物が傾いたりします。

建物の一部分が沈下すると、

建物のコンクリートの基礎に引張力がかかり、

ひび割れが生じます。

こういった地盤沈下(不同沈下)によるもの以外にも、

施工不良、地震や気温の変化等でも、コンクリートに引張力が働き、

ひび割れます。

 

ひび割れを見つけた際は、弊社にお任せください!

 

次回もひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきたいと思います。

→次回に続く

 

お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955