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月別アーカイブ: 2025年3月

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今後ともよろしくお願いいたします。

千代田区K館 止水工事 (第2回目)

皆様、3月も半ばを過ぎ、あっという間に下旬を向かえました!

もう少ししたら、桜も咲き始めますね!

 

今回も止水工事のご紹介をしていきます。

 

清掃

清掃

ショットプラグ設置

ショットプラグ設置

高圧止水注入

高圧止水注入

 

画像は清掃・ショットプラグ設置・高圧止水注入です。

 

さて、止水工事の工法が難しいと先日お伝えさせていただきましたが、

工法がいくつかございますので、ご紹介していきます。

 

【表面防水材塗布工法】

将来の漏水に対して、備えることが出来る。

しかし、漏水がコンクリートから発生すると

防水塗布材に水が溜まり膨張してしまう。

 

【漏水箇所Vカット止水材埋め込み工法】

漏水箇所をVカットにし、低圧縮強度の止水材を用いて保守を行う。

ただし、長期的な止水には向いていないため、

漏水量が少ない場合に用いられる。

 

【導入管工法】

漏水量が多い場合に用いられる工法で、

導水管埋め込み、排水路へ導く。

コンクリートの石灰成分が導水管内部に付着すると

導水性は下がり、漏水が再発する場合がある。

 

【漏水箇所注入工法】

削孔穴を漏水箇所に設け、機械で注入剤を打ち込む工法で、

一般的にはアクリル樹脂やウレタン樹脂などが用いられる。

無機系セメント材や高炉スラグ材が使用される場合もある。

 

【背面注入工法】

穴を躯体に開け、注入剤をコンクリート壁の内部に打ち込む工法で、

地下水の圧力によって、注入剤が欠陥部に入り込むので、

躯体に無理な力がかからないのが特徴。

材料は微粒子高炉スラグ材を用いるのが、適している。

 

このようなに複数な施工方法で止水工事を行っていきます。

 

今回の工法は高圧注入止水工法で

弊社にはハイドログラウト研究会の技術認定を受けた職人がおり、

完成度の高い防止水工法を完成させることが出来ます。

疎水性止水材『ハイドログラウトA』

加水反応型の一液発砲ウレタン系注入材を使用し、

施工を行いました。

 

ハイドログラウト研究会とは?

 

都市機能の高度化、複雑化にともない、

大深度での会社資本整備が進んでいます。

このため構造物における防止水システムには、

より高度な技術が求められています。

対して、従来からコンクリート構造物の打継部・クラックなどの

漏水対策として、各種の処理方法が採用されてきましたが、

十分に満足出来るものではありませんでした。

また、構造物の耐久性という側面からも、

多くの課題を残していたともいえるでしょう。

『ハイドロ グラウト システム』

最大の特徴は打継部・クラックに対する防止水工法で、

構造物に殆ど傷をつけることなく、また高い防止水技術を

有する施工者に頼ることなく、

完成度の高い防止水工法を完成させることにあります。

更に注入剤である『ハイドログラウトA』は

水に反応し物性発現するが、水に溶けない一液性で

耐久性持続し、非常に信頼性の高い注入剤です。

当に『ハイドロ グラウト システム』は、

工法・施工機器・注入剤が一体となった、

理想的な省力化、省人化システムです。

但し、この優れた三位一体のシステムを広く認知していただくための

活動はもとより、

機能を最大限に発揮するための、

本技術に精通し品質を維持、

発揮するための人材の育成やニーズに応える用途開発への取り組みが、

極めて重要、そこで

『ハイドログラウト研究会』が発足することなりました。

 

こうしてより高い技術で施工を行っていきたいという思いから、

当社は職人に資格取得支援もしております。

多種多様の技術を身につけたい方がいましたら、

ぜひ、当社で働きませんか?

求人ページもございますので、ご連絡ください!

 

工事のお問合せもお気軽にお問い合わせください!

お客様の疑問やご不安点などをお話しして、

改善出来ればと思います!

 

 

次回も止水工事(第3回目)のご紹介をしていきます。

→次回に続く

 

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

 

 

千代田区K館 止水工事 (第1回目)

皆様、今回は何の工事か悩み中でしたが、

最近、止水工事の案件が多いので、

今回から止水工事のご紹介をしていきます!

 

施工前

施工前

シーリング撤去

シーリング撤去

穿孔

穿孔

 

 

画像は施工前・シーリング撤去・穿孔(穴をあけること。また、そのあけた穴)です。

 

防水工事と止水工事、両方とも水を止める工事ですが、

大きな違いがあります。

防水工事は一般的に建物の外側に防水層を作って、

水を止めるのに対して、

止水工事は水の出口、すなわち内側に施工をして、

水が出てきている口に栓をするイメージです。

場合によっては水が入らないように、

外側の侵入口に施工することもあります。

雨漏りがしているが、外側からどうしても施工が出来ない・

地下の漏水・浴室や厨房の漏水や御施主様の希望で工事予算や

工期の圧縮などの際に施工することが多い工法です。

良いこと尽くめのように思える止水工事ですが、

一つ疑問が出て来ます。

なぜ、

防水工事業者は多いのに止水工事を施工する会社は少ないのか?

それは建物の構造のコンクリートの性質などの知識が豊富で、

かつて土木の知識も必要となり、

ある程度の経験も無いと失敗する可能性が大きい

非常に難しい工法だからなのです。

 

当社は止水工事の経験豊富な職人が多数おります。

そのため、上記のような懸念点は払拭出来るかと思います!

最近、止水工事の案件が多いのも

当社の技術をお客様が評価してくださったと確信しております!

防水工事も止水工事も当社にお任せください!

お客様の疑問やご不安点などをお話しして、

改善出来ればと思います!

お気軽にいつでもお問い合わせください!

 

 

次回も止水工事(第2回目)のご紹介をしていきます。

→次回に続く

 

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955

 

 

港区Eビル バルコニー防水工事 (第3回目)

皆様、あっという間にもう3月ですね!

3月は卒業や引っ越し・入学・就職など、

忙しい月ですよね!

おかげさまで弊社の職人さんも現場が忙しく、

毎日頑張って、お仕事しています!

 

さて、今回もバルコニー防水工事をご紹介していきます。

 

 

ウレタン1層目

ウレタン1層目

ウレタン2層目

ウレタン2層目

トップコート塗布

トップコート塗布

施工後

施工後

 

 

画像はウレタン1層目・ウレタン2層目・トップコート塗布・施工後

です。

 

ウレタン防水には様々な工法がありますが、

今回は採用されることの多い2つの工法をピックアップして、

ご紹介いたします。

 

【密着工法】

ウレタン防水の密着工法とは、さまざまな下地に施工可能なことが特徴です。

下地にウレタン防水樹脂材を塗布し、上にメッシュ補強布を貼ります。

一定の厚みになるまでウレタン樹脂材を何層にも塗り重ね、

最後に仕上げのトップコートを塗布するため、

施工性が高く、工期が短いことや他の工法に比べて、

単価が安価なのもメリットです。

液体のため塗りやすく継ぎ目のない防水層が出来ることや

他の防水材の上から塗ることが可能な点も大きなメリットです。

 

大きなデメリットはありませんが、

手作業で塗膜を作るため技術力が求められます。

手作業のため、施工経験が少ない職人さんが施工を行うと

膜厚が均一ではないことがあります。

また、乾燥に時間がかかるため、

マンションやアパートの廊下、階段など人の行き来が多い場所には

向いていません。

 

密着工法が向いている施工箇所は、

【ベランダやバルコニー】は、日常的に雨や紫外線にさらされるため、防水性能が特に求められます。複雑な形状や狭いスペースにも対応できるため、施工面にシームレスに密着し、水の侵入を効果的に防ぎます。また、施工後のメンテナンスが容易で、表面が平滑になるため、見た目にも美しい仕上がりが得られます。

【屋上】は、広範囲で防水が必要な箇所です。接着力が高く、下地の動きに追随するため、広い面積でも防水層にひび割れが生じにくいという特長があります。また、他の防水工法と比較して軽量であるため、建物への負担が少ないです。

【プールや水槽】は、常に水に接しているため、防水性能が非常に重要です。水に対する耐久性が高く、長期間にわたり水漏れを防ぐことができます。さらに、複雑な形状の施工箇所にも柔軟に対応でき、継ぎ目のない一体化した防水層を作ることができます。

【既存の防水層】は、剥がさずに施工できるため、改修工事に適しています。既存の防水層に直接塗布することで、防水性能を向上させ、施工時間とコストを削減できます。施工中の騒音や粉塵が少ないため、居住者への負担も少なくて済みます。

 

もう一つの工法は、

【通気緩衝工法】

主に防水工事で使用される工法の一つで、

建物の下地と防水層の間に通気層を設けることで、

湿気や水蒸気の膨れを防ぐ施工方法です。

下地の湿気が防水層に影響を及ぼすのを防ぐため、

特に屋上防水などの施工で効果的とされています。

大型建築物や湿気の多い環境で特に用いられ、

マンションやビルの屋上防水に広く採用されています。

この工法を採用することで、長期的な防水効果を実現し、

修繕コストを抑えることが可能です。

主に既存下地がコンクリートの場合に採用されます。

ウレタン防水に通気緩衝シートと呼ばれる通気性能のあるシートと脱気筒を使用する工法です。

既存下地がコンクリートの場合、

躯体に水分が染み込んでいることがあります。

躯体に染み込んでいる防水層内部の水分は、

太陽光などで蒸発して蒸気を生み出します。

このように防水層内部で発生した蒸気を逃すシステムがなければ、

防水層に膨れが生じてしまうリスクが高いです。

防水層内部で発生した蒸気を通気緩衝シートと脱気筒の働きにより、

外部に逃します。

そのため、下地がコンクリートの場合や下地の水分を

完全に除去することが難しい場所に対しては、

通気緩衝工法が採用されます。

既存防水層の上からでも施工できることがメリットです。

既存防水層を撤去することなく、

上からウレタン防水材を塗ることが可能です。

通気緩衝シートと脱気筒を設置することにより、

防水層内部に発生する蒸気を外部に逃すことが出来ます。

そのため、水分が含まれている下地に対しても施工可能で、

内部で水分が蒸発することにより、

発生し易い膨れやひび割れのリスクも軽減します。

 

ウレタン防水の通気緩衝工法は、非常に難易度の高い工事です。
そのため、経験や知識が豊富な防水工事業者でなければ、

対応が出来ません。

作業工程も多いため、同じウレタン防水でも密着工法に比べて、

工期も長くなります。

ウレタン防水工事の完成度は、職人さんの技術に依存します。

材料を混ぜるところから職人さんが現場で行い、

防水層の厚さや均等に塗れているかどうかも

職人さんの腕次第となります。

 

通気緩衝工法が向いている施工箇所は、

【下地に湿気が多い建物】は、下地に溜まった湿気を通気層を介して逃がしながら防水層を形成する点です。

【屋上や広い平面を持つ建物】は、下地が大きく膨張・収縮するため、防水層に負担がかかりやすいです。このような広い平面での使用にも適しています。

【老朽化した建物】は、下地が劣化している場合があります。下地の状態に左右されにくく、劣化が進んだ建物でも高い防水性能を発揮します。

【複雑な形状を持つ建物】は、ウレタン防水は液状で塗布するため、複雑な形状の建物や細部の施工が必要な箇所にも適しています。この特性を活かして幅広い場所で施工が可能です。

 

防水の工法を2つご紹介させていただきました。

 

弊社は高い技術を持っている職人が多く在籍しております。

防水のことならお任せください!

お客様の疑問やご不安点などをお話しして、

改善出来ればと思います!

お気軽にいつでもお問い合わせください!

 

次回は何の工事をご紹介していくか実は悩み中です笑

ですが来週も更新いたしますので、楽しみにお待ちください!

→次回に続く

 

㈱三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955