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日別アーカイブ: 2025年10月25日

改修用ドレン設置(第1回目)

皆様、ご無沙汰をしております!

私自身、現場に行ったりと会社にいないことが多く、

なかなかブログを書くことが出来ずで...泣

最近急に寒くなりましたので、体調など崩されないようにしてくださいね!

 

さて、今回は改修用ドレンについて、

お話させていただきます。

少しお付き合いくださいませ。

 

施工前

ドレン撤去

 

画像は施工前、ドレン撤去です。

 

そもそもドレンって何?って感じですよね笑

私もこの業界に入って間もない時は何それ?って、思いました!

なので、ドレンについてお話させていただこうかと思い、

ブログを更新しました。

 

【改修用ドレンとは?】

ドレンは『drain』から派生してドレンと呼ばれています。

『drain』は、直訳すると『排出する』という意味です。

水を排水するといった感じです。

 

ドレンは、雨水などを排水するための装置で、

防水工事においては排水口に取り付ける部材を指します。

傾斜の一番低い部分の床スラブ(鉄筋コンクリート製の床板)や

壁に穴をあけて、そこに差し込むように取り付けます。

そのため、取り替えをするとなると躯体を痛めて、

既存ドレンを撤去しなくてはならず、

大掛かりで様々なリスクが高まる懸念は否定できません。

既存保存層を撤去するということは、

雨漏り発生の危険性が高まるということです。

 

そのリスクを解消すべく生まれたのが「改修用ドレン」。

 

防水工事の際に、

既存ドレンにひと回り内径の細いドレンを差し込むことで、

排水口廻りを解体撤去をすることなく、排水力を一新できます。

改修用ドレンと言っても、

その形状やサイズ、素材にはいくつかの種類があり、

現場に合わせた材料を選ばなくてはいけません。

 

【ドレンの種類】

改修用ドレンには、【竪(たて)】と【横引き】の2種類の形状があります。

主に、『銅製』『鉛製』『塩ビ製』に分類されます。

それぞれ特徴が異なり、

どれが優れてどれが劣っているという訳ではありません。

現場の状況に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

[銅製ドレン]

既存の形状に合わせて変形できるため、改修用ドレンで用いられます。

鉛製ドレンと比べると、異種金属同士で起こる接触腐食を受けにくく、

酸性雨に対する耐久性も高い素材です。

[鉛製ドレン]

鉛は銅と同じく柔らかい金属なので、

変形できるため改修用ドレンとして使われますが、

異種金属(既設の排水管)の材質との相性によっては、

腐食してしまう可能性があります。

[塩ビ製]

塩ビシート専用のドレンで、塩ビシートと融着・溶着して取り付けます。

 

[ドレンキャップ]

ドレンキャップは、改修用ドレンの上に被せて、

落ち葉などの大きなゴミが雨樋へ流れ込まないように防ぐパーツです。

板バネ(滑り止め)を改修用ドレンの中に差し込んで固定します。

ドレンキャップ

 

防水層からの雨漏りは、

実はこのドレン周辺の不具合が要因であることも多いため、

改修用ドレンの取付は防水改修において重要な工事です。

適正に取り付けることはもちろん、併せてドレン周りの防水脆弱部を

きちんと補修しなくてはいけません。

 

ドレンは、屋上などに降り注いだ雨水が集中する場所です。

そのため、適切なメンテナンスをしなくては、

いくら平場の防水層が正常でも、雨漏りにつながってしまいます。

お困りのことがございましたら、ご相談ください。

 

今回は、改修用ドレンについて、

お話させていただきました。

 

 

防水・塗装・雨漏り・外壁補修など、

工事のお問合せなど、お気軽にご連絡ください!

お客様の疑問やご不安点などをお話しして、改善出来ればと思います!

 

 

次回も改修用ドレンについて、お話したいと思います。

ただ、また更新がしばらく空いてしまうかもですが、

時間が空きましたら必ず更新しますので、

よろしくお願いいたします!

→次回に続く

 

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