皆様、毎日猛暑が続いておりますね...
熱中症にはくれぐれもお気をつけて、お過ごしください!
今回も外壁改修工事(塗膜脆弱)について、
ご紹介していきます。

ケレン・清掃

下地調整材充填・成形
画像はケレン・清掃・下地調整材充填・成形です。
下地調整材は建物の内外装など、仕上げ工事前に下地面の凹凸を補修・平滑にし、
仕上げ材の密着や美しい仕上がりを確保するための材料です。
塗装や防水、左官仕上げなどの仕上げ工事を行う際に、下地の凹凸や段差を埋めたり、
平滑に整えたりして施工の基礎を作る材料です。
これにより、仕上げ塗材や防水材の密着性を向上させ、
はがれや割れのリスクを軽減します。
たとえば、モルタル塗りを用いて平面を作る作業が典型的です。
日本工業規格「JIS A 6916」により、
下地調整塗材は以下の5つの種類に分類されています。
・セメント系下地調整材1種(C-1):薄付け材(0.5mm~1mm程度)、吹付・コテ塗り・
刷毛塗りで施工
・セメント系下地調整塗材2種(C-2):薄塗り材(1mm~3mm程度)、コテ塗り
・合成樹脂エマルション系下地調整塗材(E):フィラー的役割を果たし、
0.5mm~1mm程度、吹付・ローラー塗りで施工
・セメント系下地調整厚塗材1種(CM-1)・2種(CM-2):厚塗り材(3mm~10mm程度)、
コテ塗り・吹付け施工
これらの種類は、使用する部位や目的(薄付けや厚付け、平滑化、凹凸補修など)に
よって使い分けられます。
下地の欠損やヒビ割れがある場合は、下地調整材を使用して修復・平滑化を行います。
特にモルタルやコンクリートの場合、ポリマーセメントモルタルやカチオン特性を
加えた樹脂モルタルが使われることもあります。
施工は吹き付けやコテ塗り、ローラー塗りなど用途に応じて異なり、適正な厚みを
確保しながら施工します。
【下地調整材】
セメント系
セメントを主成分とするもので、硬化後は強度が高くなる。
水分や空気に対する耐性も高いが、乾燥に時間がかかる。
モルタル系
セメントに砂や水を混ぜたもので、硬化後は強度が高くなる。
水分や空気に対する耐性も高いが、乾燥に時間がかかる。
パテ系
合成樹脂やセルロースなどを主成分とするもので、硬化後は柔軟性がある。
水分や空気に対する耐性は低いが、乾燥が早い。
ペースト系
合成樹脂やセルロースなどを主成分とするもので、硬化後は柔軟性がある。
水分や空気に対する耐性は低いが、乾燥が早い。
防水・塗装・雨漏り・外壁補修など、
工事のお問合せなど、お気軽にご連絡ください!
お客様の疑問やご不安点などをお話しして、改善出来ればと思います!
次回も塗膜脆弱についてのご紹介をしていきます。
→次回に続く
株式会社三景 品川区戸越5-11-4 03-5749-3955